スティックの選び方

2014年04月29日 たくし先生, ドラム

生徒さんより「スティックはどのように選べば良いですか?」という質問を受けます。

「持ってみてしっくりくるなら、どれでもいいですよ」というのが回答なのですが、それではあまりにも不親切なので、私なりに選ぶポイントをいくつか紹介します。

 

*反っていないスティックを選ぶ

平らな場所で転がしてみて、スムースに転がればOK。

「カクッ、カクッ」と転がるなら反っている証拠なのでOUT.

反っているスティックではリバウンドを得る事ができません。

 

*重量の同じペアを選ぶ

スティック売り場に電子計りが置いてある所で買いましょう。

 

*音程の同じペアを選ぶ

あまり気にしない人が多いのですが、とても重要なポイントの1つ。

特に練習パッドを叩いている時など、音程が違うペアで叩くと「タトタトタトタト」と左右の音がそろいません。

同じ音程のスティックであれば「タタタタタタ」とそろいます。

この事は練習時に正しいタッチを理解する為に非常に重要です。

 

*細すぎないスティックを選ぶ。

なぜか、細いスティックを選びたがる人が多いです。

速く叩けると思っているのかな?

細いスティックだから速く叩けるという事はありません。

むしろ、難しいです・・・・・・。

細いスティックは、それでしか出ない音があって、その音が必要な人(Jazzドラマー等)が使うものです。

私は「太くて軽い」スティックを練習にお薦めしています。Vic FirthのSD1やSD2等、太めでメイプル材の物が特におススメ。

太い方が握りが安定しやすく、正しいスティックの持ち方を学習するのにアドバンテージがあります。